決算資料による財務分析をし、数値による経営結果を把握する。数値を適格に認識し、その結果となった原因、及び背景・実態を把握する。
1 分析の内容
1 収益性-会社の収益力
2 成長性-会社の成長力
3 生産性-会社の生産力
4 安定性-会社の安定力
2 収益性の分析
1 総資本回転率
調達資本(企業が運用するすべての資産)がどれだけ売上高に結びついているかを示す比率であり、資本運用上の「効率」を意味します。すなわち、企業が収益(売上高)をあげるためどれだけの資本を調達したかあらわす。 総資本=売上高(100%)の場合、総資本額全額活用された事を意味する。
*RATIOが大きいほど売上を上げる為の資本が少なくてよい、資本の回転が良い。
2 成長性-会社の成長力
 
3 売上高経常利益率
継続的な活動(営業、財務活動)による経常利益の売上高にたいする比率。会社の総合的な収益性を表す。
*RATIOが大きいほど総合的に見た収益力が高い
4 *購入価格に含まれるべき初期の費用がEXPENSE処理されていないか等(費用と関連する確認事項については5参照)
5 期首(月初)の開始残高からの加算項目・減算項目について理解する。
6 リース物件がある場合にはリース契約書をレビューする。該当のリース物件が資産計上されるべき物である場合、正しく記録されているか確認する。
*リース契約書の内容によっては会社の資産として計上しなければならないケースがある。資産計上に伴い対象資産の減価償却費も発生することに注意。
1 現行の償却方法は継続的に使用されているか確認する。
2 現行の償却方法は適切であるか確認する。
3 今期と前期の減価償却費とを比較し、計上金額が妥当であるか確認する。
1 社内の固定資産を観察し以下について確認し、必要であれば修正する。
1 全ての固定資産が 固定資産台帳 に記録されているか
2 固定資産台帳 に記録されている全ての資産は使用されているものか
3 使われていないものが資産として計上されていないか
4 固定資産台帳 に記録されているが実在しない固定資産がないか
1 資産の除去に関して発生した損益が適切に記録されているか
*雑収入や雑費等を確認し資産の破棄や譲渡に関する取引記録の確認を行ない固定資産破棄や除却に伴う会計処理が適切に処理されているか確認する。
2 固定資産金額の妥当性
1 消耗品費・修繕費・維持費の明細をレビューし資産計上すべきものがないかの確認を行い必要であれば修正する。
2 資産として計上されている改良費用が妥当であるかを確認する。
3 固定資産元帳 をレビューし費用として記録されるべき支払いがないかの確認を行い必要であれば修正する。
*資産総額に対する修繕・維持費の割合を算出し前期と比較する
3 社内で製造された資産がある場合、その製造に係る費用が資産額に反映されているか確認する。
1 期間中に発生した固定資産の購入・破棄・除却・売却について社内承認が適切に行なわれているか確認する。
2 期間中に発生した固定資産の購入・破棄・除却・売却について、請求書や明細書をレビューし正確に記録されているか確認する。